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及川おい
ブロガー&webライター
文系インドア派の26歳。北海道に住んでいます。
読むことも書くことも好きなので、読書ブログを始めました。ビジネス書から児童書まで幅広く読んでいます。

【クリエイター必携!】語彙力・表現力を高めてくれる本『気持ちを表すことばの辞典』の紹介

こんにちは。及川おいです!

さっそくですが、皆さんは文章を書くときに

「伝えたい気持ちはわかっているけど、うまく言語化できない…」

「すでに文中で同じ言葉を繰り返し使っているけど、良い言い換え表現がわからない…」

と、モヤモヤしたことはありませんか?

学生さんのレポートや社会人のメール、誰もが使っているSNSだって立派な文章です。

ちょっとしたコメントを書いている時だって、

「もっと良い言葉があればいいのに!」と思うことはありますよね。

さらに、記事や小説などを書いているクリエイターさんの場合は、より深刻に

「うおお〜!もっと語彙力が欲しい!」

「ぐぬぬ〜!もっと表現力が欲しい!」

と日々悩まれていることかと思います。(もちろん私もその一人です)

この記事では、そんな私が買ってよかったと心から思う

『気持ちを表すことばの辞典』という本を紹介したいと思います!

目次

本の概要と著者プロフィール

本の概要

株式会社ナツメ社公式サイト(https://www.natsume.co.jp/books/14773)より引用

こちらの本は、2021年に株式会社ナツメ社から発行された、

第一部「感情のことば」と、第二部「行動のことば」「体のことば」を合わせて

「1093語」もの言葉が例文付きで収録されている辞典です。

辞典、というと堅苦しく思えるかもしれませんが

見開きページに掲載されている言葉は8〜10語ずつで、

柔らかな雰囲気のイラストの効果もあり、まったく圧迫感はありません。

言葉の解説や例文自体も、簡潔でとてもわかりやすいのに

本を手に取った読者にまで伝わってくるような温かみがあります。

株式会社ナツメ社公式サイト(https://www.natsume.co.jp/books/14773)より引用

本のカバーイラストと第一部は、イラストレーターの252%さんが、

第二部は同じくイラストレーターのツヅキエイミさんが、

それぞれイラストを担当されています。

上に引用した「喜ぶ」のページは第一部なので、252%さんのイラストです。

それぞれのページの言葉に合った、表情豊かで可愛らしいイラストがたくさん載っているので、

パラパラとめくるだけで、幸せな気持ちになりながら勉強することができます!

著者プロフィール

こちらの本を監修されているのは、飯間浩明(いいま・ひろあき)さんです。

飯間浩明(イイマヒロアキ)
国語辞典編纂者。1967年、香川県生まれ。早稲田大学第一文学
部卒。同大学院博士課程単位取得。『三省堂国語辞典』の編集委
員を第6 版より務める。国語辞典編纂のために、活字や放送、
インターネット、街の中などから現代語の用例を採集している。
著書に、『知っておくと役立つ 街の変な日本語』(朝日新聞出版)、
『日本語をつかまえろ! 』(毎日新聞出版)、『つまずきやすい日
本語』(NHK出版)ほか多数。

株式会社ナツメ社公式サイト(https://www.natsume.co.jp/books/14773)より引用

辞書編纂のお仕事の他に、テレビやSNSでも日本語の魅力を発信していらっしゃる方です。

普段から気になる言葉・珍しい言葉を集めては、意味を考えているという飯間さん。

『気持ちを表すことばの辞典』の前書きには、

「私は監修者として、単に名前を貸すだけではなく、説明を分かりやすくしたり、例文を自然にしたりすることに努めました。もし不十分なところがあったら、すべて私の責任です」

「252%さんやツヅキエイミさんの可愛らしいイラストによって、絵本のように親しみやすい辞典になりました。のんびりしたひとときを過ごすお供にしていただければ幸いです」

『気持ちを表すことばの辞典』はじめに(p7)より引用

と書かれています。

この部分を読んだだけで、飯間さんの「辞典に対する真摯な姿勢」や、

「辞典をもっと手軽に活用して、様々な日本語に親しんでほしい」

という気持ちが伝わってきますよね。

また、こちらの『気持ちを表すことばの辞典』には言葉の解説だけでなく、

飯間さんによる8つのコラムも収録されています。

どのコラムも、言葉の専門家ならではの知識を、

読者に向けて優しく噛み砕いて書いてくださっているので

とても読みやすく、日本語そのものについての勉強になります!

ぜひチェックしてみてくださいね。

購入のきっかけと感想

購入のきっかけ

そもそも私がこの本を手に取ったきっかけは、

とにかく表紙が可愛かったから! です。

本屋さんでチラリと見かけた瞬間に「うわ、可愛い!」と吸い寄せられ、

タイトルを読み、パラパラとめくり、すぐに購入を決めました。

というのも、とにかくこの辞典、わかりやすいのです。

しかも可愛い(3回目)ので本を開くハードルがめちゃくちゃ低い

普段から自分の語彙力の低さや、文章表現のマンネリ化に悩んでいた私としては、

  • 言葉の表現に困った時にすぐ開いて、すぐ解決できる
  • パラパラとめくるだけで、知らない言葉の開拓になる
  • しかも可愛い(4回目)ので置いておくだけでテンションが上がる!

という、メリットしかない一冊だったのでした。

読んでみた感想

この本を購入するまでの私は、

書きたいことがあるのに、うまい言葉が出てこない時があれば、

とりあえず頭を抱えて悩んでみたり、インターネットで検索をかけたりしていました。

ですが、言葉は自分の引き出しの中にあるものしか出てきませんし、

検索して気になる言葉が見つかっても、

使い方がわからないので例文を検索して、するとイメージと違ってまた振り出しに戻って…

という繰り返しになってしまうことも多々ありました。

考えても考えてもしっくりくる言葉が見つからない時は、こんな風に抜け殻になってしまいますよね

それが今では、

例えば「好き」という気持ちを表したいと思った時に、

ちょっとページをめくるだけで、好きにまつわる8つの言葉が解説と例文付きで出てきます。

その中から今の気持ちに一番ぴったり合う言葉を選んでもいいですし、

今度は「魅せられる」のページを開いてみても、また新しい言葉に出会うことができます。

あとは、体の言葉がまとめられている章を開いて、

例えば「腹を括る」と「腹が決まる」など、似た言葉のそれぞれの解説文を比べてみても面白いです!

この本を読んでから、私の言葉の引き出しは確実に増えましたし、

自分の気持ちを表す言葉の選択肢が増えたことで、

表現方法も以前に比べて豊かになったと思います。

気持ちを表す言葉を知ることは、自分の気持ちをより細部まで理解することにもつながっていると思うので、

もっと読み込んで、もっとたくさんの言葉を吸収していきたいと思います!

まとめ

この本は一度読めばそれで終わりではありません。

辞典なので、いつでも読み返して、いつでも勉強することができます。

柔らかな雰囲気や文章、イラストがそのハードルをグッと下げてくれているので、

「言葉の表現の勉強をしたいけど、なかなか一歩を踏み出せない…」という方は、

ぜひ『気持ちを表すことばの辞典』を相棒にしてみてください!

一緒に言葉の理解を深めて、より多彩な文章表現ができるようになりましょう!

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この記事を書いた人

文系インドア派の26歳。北海道に住んでいます。
読むことも書くことも好きなので、読書ブログを始めました。ビジネス書から児童書まで幅広く読んでいます。

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